SummerVacationに参加した

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というわけでSummerVacationに参加した日記とあんまり関係ないような日記を書いたので
久しぶりにログとして残しておくです。全コメじゃないよ!

――37回・SummerVacation前日譚ぽい日記――

とある日の、正午近く。
百一匹わん太は緊張していた。
自慢の眉毛は常よりきりりとしており、
毛並みはけづや255。
首元には蝶ネクタイがどのようにしてかつけられていて
本日の百一匹わん太はおめかしモード。

「わんわん(さて、そろそろ時間ですね)」

と、時計を見ながらつぶやくわん太の前にやや大柄な女性が現れる。

「お待たせしたかしら、ワンちゃん」

声をかけたのはリキュルト・リングレット。
夏服ながらしっかと着込んだ状態で現れたその姿は見るものを威圧し
実際に今まさに、ひとりの冒険者が思わず道をリキュルトに譲っていた。

「わんわん(はっはっは、ご心配なく。今来たところです)」

そんなリキュルトの威をものともせずに椅子を勧める百一匹わん太。
この犬まったく空気を読んでいない。

「それでワンちゃん。今日はどんな情報を聞かせてくれるのかしら」

「わんわん(はい、本日は......)」

百一匹わん太は話しはじめる。
現在の島の状況を。
島の季節の有り様を。
この島の時間の流れには
島独自ではあるがきちんと法則があり、
そして現在は『夏』であり、
島のそこかしこに砂浜や海岸が出現していることを。
島の有り様を知る前期の冒険者であるならば、先んじて
季節に合わせた装備の選択を行うであろうことを。

「わんわん(つまり『夏』になっているポイントが
いくつか出現している、ということですね)」

「わんわん(もっとも私達にとってはそうであるというだけで、
きちんと島全体が真夏であると認識する人や一部地域を夏ではないと
認識する方もおられますし、逆に季節感をまったく感じない方もおられるようです。
このあたりは人それぞれということですね、はっはっは)」

「そのまんまね」

そのまんまであり身も蓋もないが、彼らにとっての事実である。
そしてわん太はごほん、と咳払いをひとつして――と言っても犬の口であるから、
べふん、といった音になるのだが――本日の本題へと入った。

「わんわん(というわけでいかがでしょう、
これからご一緒に夏になった場所を見て回りませんか?)」

「イヤよ」


~~ 終了 ~~


「わんわん(はっはっは、というわけで見事に振られてしまいました)」

(はぁ......)

時は少し過ぎて、日もとっぷり暮れた頃。
エールを両手で持ちながら相槌を打った、もしくは打たされたのは牧野瀬悠。
こちらはこちらでいろいろあった後、
ひとまず宿へと帰るところだったのだが、
何の因果かふらりと歩いていたわん太と出くわし

「わんわん(お時間ありますか?)」

の言葉にうっかり誘われ乗ってしまった次第であった。

「わんわん(もちろんきちんとフォローはいただきましたし
直截な言葉も含めて好ましく思っているからこその誘いではありましたが......
やはり面と向かって断られるのは堪えます)」

(おお、わん太さん、落ち込むと尻尾が垂れ下がるんだ)

ちびりちびり。

(でも表情はあんまり、っていうかまったく変わらないよねやっぱり)

くぴくぴ。

(というか私、なんでわん太さんのフラれ話に付き合ってるんだろう......)

ごきゅ。ごきゅ。

(ああ、そうか。私だって、フラれ――)

ごっきゅごっきゅ。ごきゅん。

(わん太さん!!)

だん、とジョッキをテーブルに置き、
がっ、とわん太の肩を、いや、犬はなで肩なので肩にあたる部分を掴む、悠。

「わんわん(......悠さん?)」

(飲みましょうっ! ぐぐいっと! 気の済むまで!!)

「わんわん(......ふむ、そうですね、今夜は飲んじゃいましょう)」

(というわけで今度は私のターンですからね! 聞いて下さいよ、実は......)


この会合が、牧野瀬悠合コン事件へと繋がったかどうかは――定かではない。


※リキュルト・リングレットさん、牧野瀬悠さんをお借りしました。
※実際の人物・事件・島の設定やロールとは一致しない場合があります。


――第38回・SummerVacation――


今日は、海に行きました。
みんなといっぱい泳ぎました。
子供組のみんなでエリシアさんのタライに乗せてもらいました。
すいすい動いて、とても速かったです。
ファムちゃんとクルルちゃんは半分浮いてて軽いから、それで速いのかなと思いました。
途中で藤花さんを見掛けたけど、
「おーい!」って言っても藤花さんは気付きませんでした。
もう一度「藤花さーん!」って言おうとしたら、わん太が
「わんわん(声をかけるのはやめておきましょう)」
と言ったので、やめました。
藤花さんは男の人と一緒でした。
そのまま楽しそうに話しながら、向こうに行っちゃいました。
あの男の人は恋人さんなのかな?
藤花さんはオトナだなあと思いました。
あと、エミリーちゃんがスイカじゃないものを割ろうとして大変でした。
生きてて良かったです。

夜はみんなで花火を見ました。
赤い髪のお姉さんがすごい花火を打ち上げていて、すごかったです。
ここでも藤花さんを見かけました。
また男の人と一緒にいたので声をかけませんでした。
二人はぴったりくっついてて、ときどきもじもじ動いてて、すごく仲が良さそうでした。
あと、藤花さんはやっぱりオトナだなあと思いました。
いろぼけというのにはならないようにって言われたけど、私も早くオトナになれたらいいなと思いました。

家に帰ったら、わん太の犬耳と、エミリーちゃんの猫耳が届いてました。
明日の練習試合では試しにつけてみるんだって!
楽しみです。

↑なぜだか私が装備することになってました。

SummerVacation参加中
実際の人物・事件・オトナのデートとは異なる場合があります。




:前日譚
「リキュルトさん、ちょっとデートに誘って振られてもいいですか?」
「いいですよ」
ということで出来た話。みんながみんな首尾よくデートのお誘いに成功すると思ったら
大間違いだよとかそういう。
ぎりぎりな時間に書いたら悠さんのセリフ描写どうするか決めてなかったので
本家結果では普通に喋っちゃってるような書き方をしてしまいましたごめんなさい。
わん太はわんわん会話のため、牧野瀬さんの発する音の無い声が理解できるのだ!
ということになっています。空気は読まないが声は読みます。

:さまばけ本編
藤花さんには思いっきり爆発してもらいたいという一心で出来ました。
本当は藤花さんと蓮君が岩場にしけこむところまで勝手に書いて
描写をすべて「藤花さんに良く似た人」で済ませようとしたんだけど
うっかり当人からの出演許可が取れてしまった上に時間と描写能力の関係で
そのシーンは没になりました。

それとなんかすごいのもろた。

というわけでセリンさん(563)にいただいた、
夏を満喫するうめわん太たち。
いろんな人から「おっきいね」って言われましたが
うんまあ年齢幼女だから、10未満だから、画像はイメージですよ。
偽島はいろいろと偽なのでその時の状況によって印象がちょっと変わるんですよ。
よし辻褄はあった。これで場面によってちょっとおとなびていたり
幼稚園児ぐらいになっちゃってたりしても全然大丈夫なはずだ。

ところで奥の眉毛が無駄にりりしいですね。

おまえは何を言っているんだ。
あざーす!
変わりに僕が責任持って焼き肉とかマグロステーキとか食っておきます!

あとたぶん気のせいですが(ウルリさんち)も楽しかったみたいですね。
背景はきっと気のせいですが。あざーす!

あ・・・ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれはさーてさまばけ日記も書いたし久しぶりに自分で絵を描くかー
と思ったらにいつのまにかPMのファムさん(947)に描かれていた』
な・・・何を言ってるのか わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった・・・
頭がどうにかなりそうだった・・・
催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・

うむ、誰かと一緒に見る花火はよいものですよね。
ついさっき僕は一人で花火を見ましたが。
あと尻。いいよね。あざーあーす!